09、常盤抱弧図 【梁川星巖】

雪灑笠檐風捲袂
呱呱覓乳若為情
他年鉄拐峰頭険
叱咤三軍是此声

【詩の解説】

雪は、笠のひさしにも降りそそぎ、風は袂を吹き上げる。そんな吹雪の中を落ちゆく母と子、懐に抱く幼子は声を上げて母の乳を求めている。
この辛苦を母常磐はどんな思いで堪えたであろう。しかし後年、鉄拐山の峰頭で三軍を指揮する武将こそ、かつての幼子の成人した後の声だった。


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