詩吟かるたとは

詩吟かるたは、読み札1枚に対し、取り札は3枚の珍しいかるたです。

読み札の詩は絶句(起承転結の4行で成り立つ詩)になっており、起句以外の承句・転句・結句が取り札となります。

取り札が3枚あるため、通常のかるたのように取り札の数を競うだけでなく、様々なルール設定を楽しむことが出来ます。

例えば、承句10点、転句20点、結句30点などのポイント制にしたり。
団体戦ならば承句担当、結句担当などに振り分けることも。

「詩吟かるた」なので読み手は詩を吟じるのがベストですが、読み手が譜が分からない場合も多いので普通に詠んでも大丈夫です。

詩を吟じる場合でも、参加者の力量に合わせて、詠むスピードを早くするなど工夫すると、テンポ良くゲームを楽しむことが出来ます。

厳選25詩

下記の25詩に厳選。詩吟かるたとしてお楽しみください。

01、九月十日 【菅原道真】

去年今夜侍清涼
秋思詩篇独断腸
恩賜御衣今在此
捧持毎日拝余香

02、九月十三夜 【上杉謙信】

霜満軍営秋気清
数行過雁月三更
越山併得能州景
遮莫家郷憶遠征

03、富士山 【石川丈山】

仙客来遊雲外嶺
神龍棲老洞中淵
雪如紈素煙如柄
白扇倒懸東海天

04、題不識庵撃機山図 【頼山陽】

鞭声粛粛夜過河
暁見千兵擁大牙
遺恨十年磨一剣
流星光底逸長蛇

05、芳野 【藤井竹外】

古陵松柏吼天飈
山寺尋春春寂寥
眉雪老僧時輟帚
落花深処説南朝

06、寒梅 【新島襄】

庭上一寒梅
笑侵風雪開
不争又不力
自占百花魁

07、自訟 【杉浦重剛】

登岳小天下
自誇意気豪
其奈山上山
仰之一層高

08、海南行 【細川頼之】

人生五十愧無功
花木春過夏已中
満室蒼蝿掃難去
起尋禅榻臥清風

09、常盤抱弧図 【梁川星巖】

雪灑笠檐風捲袂
呱呱覓乳若為情
他年鉄拐峰頭険
叱咤三軍是此声

10、題道灌借蓑図 【作者不詳】

弧鞍衝雨叩茅茨
少女為遺花一枝
少女不言花不語
英雄心緒乱如糸

11、神州 【乃木稀典】

崚嶒富岳聳千秋
赫灼朝暉照八洲
休説区区風物美
地霊人傑是神州

12、城山 【西道仙】

弧軍奮闘破囲還
一百里程塁壁間
吾剣已摧吾馬斃
秋風埋骨故郷山

13、山行示同志 【草場佩川】

路入羊腸滑石苔
風従鞋底掃雲廻
登山恰似書生業
一歩歩高光景開

14、山行 【杜牧】

遠上寒山石径斜
白雲生処有人家
停車坐愛楓林晩
霜葉紅於二月花

15、江南春 【杜牧】

千里鶯啼緑紅映
水村山郭酒旗風
南朝四百八十寺
多少楼台煙雨中

16、偶成 【朱熹】

少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池搪春草夢
階前梧葉已秋声

17、勧学 【陶潜】

盛年不重来
一日難再晨
及時當勉励
歳月不待人

18、雪梅 【方岳】

有梅無雪不精神
有雪無詩俗了人
薄暮詩成天又雪
與梅併作十分春

19、鹿柴 【王維】

空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上

20、菊花 【白居易】

一夜新霜著瓦軽
芭蕉新折敗荷傾
耐寒唯有東籬菊
金粟花開暁更清

21、春夜 【蘇触】

春宵一刻値千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈

22、楓橋夜泊 【張継】

月落烏啼霜満天
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船

23、峨眉山月歌 【李白】

峨眉山月半輪秋
影入平羌江水流
夜発清渓向山峡
思君不見下渝州

24、早発白帝城 【李白】

朝辞白帝彩雲間
千里江陵還一日
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山

25、春暁 【孟浩然】

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少


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