15、江南春 【杜牧】
千里鶯啼緑紅映
水村山郭酒旗風
南朝四百八十寺
多少樓臺煙雨中
詩の解説
春は千里の遠きに満ちて至る所に鶯は啼き緑葉は紅花に映じ、水村山郭には旅人を招く酒旗の翻らざる日はなし、さて南朝は仏教の盛んなために、その都なる金陵には四百八十寺の多き寺院が今も残存して、その楼台が煙雨の薄暗い中にそびえ立っている。
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千里鶯啼緑紅映
水村山郭酒旗風
南朝四百八十寺
多少樓臺煙雨中
春は千里の遠きに満ちて至る所に鶯は啼き緑葉は紅花に映じ、水村山郭には旅人を招く酒旗の翻らざる日はなし、さて南朝は仏教の盛んなために、その都なる金陵には四百八十寺の多き寺院が今も残存して、その楼台が煙雨の薄暗い中にそびえ立っている。